💡「一時預かりボランティア」や「保護猫シェルター」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
けれど、その中身や役割については、まだまだ知られていない部分も多いと感じます。
「保護猫のために何かしたい!」「でも自分には何ができるかわからない…」
そんな方にこそ知ってほしい、一時預かりとシェルターのこと。
それぞれの役割や現状、そして私自身が現場で感じたこと、目指している未来について、お話ししてみたいと思います。
◆ 一時預かりってどんなこと?
一時預かりとは、保護団体や個人ボランティアから猫を一時的に預かり、譲渡までの間、家庭で世話をするボランティアのことをいいます。
猫にとって、シェルターや保健所のような多頭環境ではストレスがかかる場合も多く、
家庭で静かに過ごすことで健康面や性格面でも安定しやすくなります。
特に、子猫や病気の猫、怪我をした猫、人馴れしていない猫など、特別なケアが必要な子たちは一時預かりの存在がとても重要です。
🐈一時預かりに必要なこと
◆ケージ、トイレ、フードなど最低限の猫用品
◆感染症対策としての隔離(先住猫がいる場合)
◆通院の付き添い、里親希望者への情報共有
◆団体が費用を負担してくれる場合もあるが、自費負担も多い
💡預かりボランティアが愛情を持って接することで、猫が人に慣れ、家庭に馴染む準備が整っていきます。
◆ シェルターってどんな場所?
保護猫シェルターとは、保健所に収容された猫や、TNRの現場で保護された子猫、
虐待や多頭崩壊から救出された猫たちが、安全に過ごせる場所です。
ここでは、猫たちが清潔で安全な環境の中で生活し、譲渡に向けた準備が行われます。
◆シェルターの主なタイプ
- 個人の住宅を改装して運営されている「家庭型シェルター」
- 元店舗や倉庫などを使った「施設型シェルター」
どちらも共通して言えるのは「人手と資金が常に足りない」という現実。
運営に必要なもの
- スタッフ・ボランティアの存在
- 医療費、光熱費、備品代、賃貸物件などの場所代
- クラファンや物販、イベント収益による資金調達
岡山県内のシェルターを訪問した際には、
清潔で猫たちが自由に動き回れる工夫がされており、スタッフの細やかな気配りが印象的でした。後日別記事を投稿いたします。
それと共に「猫にとって居心地のよい空間を保ちながら、譲渡につなげる」
その難しさと大切さを、強く感じました。
◆ 一時預かりとシェルターの違いと共通点
どちらも「猫を保護し、次の家族へとつなぐ」ための大切な中継地点です。
【一時預かりの特徴】
◆家庭での生活に慣れやすい
◆マンツーマンのケアが可能
◆猫の性格や状態をじっくり観察できる
【シェルターの特徴】
◆緊急性の高い猫を多数保護できる
◆一度に多くの猫を受け入れられる
◆譲渡会やイベントと連携しやすい
どちらが優れているという話ではありません。
それぞれが補い合うことで、より多くの命を救うことができるのです。
そして、共通して一番大切なのは “人の存在”。
場所や設備だけではなく、猫に毎日愛情を注ぎ、世話をし、信じて行動する人がいてこそ、命がつながっていきます。
■ 質問(FAQ)
ー内容随時更新ー
- Q一時預かりには資格が必要ですか?
- A
いいえ、特別な資格は必要ありません。
ただし、猫の健康や衛生について知識があると安心です。
団体によっては、預かりを始める前に簡単な面談や説明会、条件などがある場合もあります。
- Qどこで一時預かりやボランティアの情報が見つかりますか?
- A
以下のような場所で探せます✨
地元の保護猫団体のSNSやホームページ「ジモティー」や「ペットのおうち」などの里親募集サイト
「#一時預かりボランティア募集」「#保護猫ボランティア」などのハッシュタグでSNS検索
譲渡会などのイベントで直接聞いてみるのも◎
- Q家に先住猫がいても一時預かりできますか?
- A
できますが、いくつかの注意点があります。
感染症対策として、隔離部屋やケージを用意することが理想的です。
相性によってストレスが出ることもあるため、無理のない距離感が大切です。
先住猫の健康を守るためにも、預かる猫のワクチン接種やウイルス検査状況を確認しましょう!
団体としっかり相談しながら、「できる範囲で関わる」ことが一番です!
小さな一歩を応援!できることリスト📝
🌱やってみたい気持ちが芽生えたら、まずはここから👇
✅ 一時預かりにチャレンジしてみる
✅ 地元の保護団体をフォローする
✅ 譲渡会やチャリティイベントに足を運ぶ
✅ フードやペット用品を寄付する
✅ ブログやSNSで情報を発信する
✅ 保護猫グッズを購入して応援する
✅ 自分にできる時間・スキルを提供する(デザイン・写真・翻訳など)
私が目指す未来🎪
私は現在、TNRボランティア活動をしながら、
譲渡猫+元保護猫の3匹と暮らしています。
実家で一緒に暮らしていたのも全て保護猫でした。
たくさんの猫との出会いと別れを経て、「もっとできることがあるのでは」とずっと考えてきました。
そして今、目指しているのは……
🎪 「猫も人も幸せに暮らせる拠点」 をつくること。
ただのシェルターではありません。
- 「にゃんだフルサーカス」という世界観の中で、猫たちが主役のイベントやアートを展開
- 売上を保護活動に還元できる仕組み
- 猫とのふれあい、譲渡活動、ものづくり、芸術、癒しが融合した空間
- 善意だけに頼らず、ビジネスとしても継続できる仕組み
一個人の夢物語かもしれません。
でも、夢を見ることが、行動の第一歩だと信じています✨
■ 最後に
「保護猫活動って難しそう」「自分にはできないかも」と感じる方も多いと思います。
でも、実際に関わってみると、できることは意外とたくさんあるんです!
たとえば…
- 一時預かりに挑戦する
- シェルターのボランティアに申し込む
- 物資を寄付する
- SNSで発信をシェアする
- チャリティイベントに参加する
どれも立派な「命を救う行動」です。
🐾 猫たちの小さな命をつなぐために。
あなたにできる一歩から、始めてみませんか?